MHCL BLOG 衛生の現場に携わる町田予防衛生研究所のスタッフが綴るブログ。

8月は食品衛生月間

こんにちは広報戸田です。

来週から8月が始まります。

厚生労働省は、8月を「食品衛生月間」として、全国的に食品衛生管理の徹底とリスクコミュニケーションへの取組の充実に努めてます。
ちなみにリスクコミュニケーションとは、「関係者の間で情報や意見をお互いに交換しようというものです。」との事です。

この「食品衛生月間」は、食品関連事業者のみに向けられた活動ではなく、実数は把握しづらいものの多くの食中毒が発生していると考えられる「家庭向け」の活動でもあります。

詳しくは厚生労働省HPおよび日本食品衛生協会HPを参照ください。

食品衛生月間の実施について(厚生労働省HP)
食品衛生月間(日本食品衛生協会)

20160726ポスターに登場しているのは「食中毒防止隊 タベルマン」です。後列の3人組です。
それぞれ、つけない・ふやさない・やっつけるを表現しています。サポート隊として(持ち込まない)の登場が待ち遠しいです。
チェンジ!タベルマン!

 

 

大量調理施設衛生管理マニュアルが改訂(生食発0701第5号)されました

こんにちは広報をはじめとする業務を行っている戸田です。

表題にあるように7/1に生食発0701第5号として大量調理施設衛生管理マニュアルが改訂されました。

大量調理施設衛生管理マニュアル(PDF書類849kb:厚生労働省)

大量調理施設衛生管理マニュアルは、基本的に同一メニューを1回300食以上又は1日750食以上を提供する調理施設向けのガイドラインとなっております。しかし、食に係る業務に広く、衛生管理の手法として参考にできるものです。実際に保健所や当社においても、食品衛生指導・啓発の教本として使うことも多くあります。
特に調理に従事される方などは、小規模の施設でも外食でも、衛生管理の参考に目を通しておくことをお勧めします。

さて、今回の改定のメインは、前回に引き続き「ノロウイルスの消毒」についてのようです。
「平成27 年度ノロウイルスの不活化条件に関する調査報告書」に基づいて、ノロウイルスの消毒について注釈が加えられています。

それ以外としては、「飲用適の水」の表現が、「食品製造用水」置き換えられているくらいでしょうか?ちなみに意味合いとして両者は同じです。
参考までに:食品製造用水(当社HP)

いよいよ夏本番です。
皆様におかれましてはくれぐれも油断なきよう衛生管理にお取り組みください。

 

ノロウイルスの陽性割合が増えている?

すっかり梅雨らしい梅雨で、じめじめした日が続きますね。
こんにちはコウホウ課のとだです。

検査部門より、最近のノロウイルス検体の動向から「この時期にしては、陽性割合が高い」という報告がありました。

実際にはノロウイルス感染症は季節に関係なく一年中発生しているのですが、やはり10月から3月に多く発生し、その時期以外は陽性数も検体数も落ち着くのが例年です。
しかし、この6月の時期にしては、検体数も陽性数も多いと、先日検査部門から上がってきました。

定期の陰性確認の検査というより、違和感もしくは、身近の人の感染の疑いなどから、検査を受ける人が例年よりも多いと思われます。

東京都の感染性胃腸炎の動向では、そこまで大きく例年と違うということは、まだ見られません

感染性胃腸炎の流行状況(東京都感染症情報センター)

食中毒事故では、当社が把握している時点で少し多いかもしれないという感じです。昨日までの一週間で4件発生しています。

6/20 東京都:幼児施設
6/18 埼玉県:飲食店
6/15 愛知県:飲食店
6/14 宮城県:寮食堂

また営業部門からの話では、他の複数の検査会社でも同様の傾向が見られると伺ったそうです。

目に見える感染拡大は少ないですが、食品衛生管理をご担当されます方は、くれぐれも改めてご注意ください。

ノロウイルスについては下記URLを参照ください。

ノロウイルス検査(当社HP)

ノロウイルス検査について(当社HP)

手指からのノロウイルス汚染に注意しましょう!(当社HP)

エシェリキア・アルバーティー

こんにちは広報部門の戸田です。

営業部門から「問い合わせがあったんで載せといて」と言われて、本当は先週掲載するはずでしたが、すっかり遅くなってしまいました。

エシェリキア・アルバーティーについての簡単なまとめです。

  • 先月の5月22~24日に食品を喫食した修学旅行生 約220人/約380人が26日から食中毒様症状を訴えました。
  • 行政処分が公表されたのは6月7日(推定)
  • 推定原因食材は「ニガナの白和え」
  • 病因として「エシェリキア・アルバーティー」が疑われた。(16名から検出)

エシェリキア・アルバーティーは大腸菌の親戚のような菌です。

20160614

大腸菌がE.coliと表記されるのは、Escherichia coliの短縮であり、Escherichiaエスケリキアと読むかエシュリキアと読むかは、ファッションなのか?ルールがあるのか?もう少し調査が必要ですが、要するにEscherichiaのコリ、Escherichiaのアルバーティーといった感じで、親戚のような菌といえます。

エシェリキア・アルバーティーは、2003年に新種として正式に発表された菌のようで、その取扱いについては、まだ不確定のところが多いようです。
詳しくは国立感染症研究所のHPを参照ください。

Escherichia の新種E. albertii について(国立感染症研究所のHP)

 

エシェリキア・アルバーティーは新たなリスクとして注視が必要かもしれません。
また新たな情報が入ったらご報告します。

ちなみに、原因食の一部であるお豆腐には、製造基準と保存基準があります。

豆腐(当社HP)

 

 

【お詫びと訂正】衛生通信6月号215号の誤記について

先日発行された衛生通信6月号215号につきまして、校正ミスによる誤記があるままで、皆さまへお配りしてしまいました。
深くお詫び申し上げますとともに、訂正させていただきます。
該当箇所は3ページ目の最下段です。最後の文章に別の文章が混入してしまいました。

20160607_1

正しくは以下のとおりとなります。

20160607_2

すでにe-Serviceなどにおいては、訂正済みのデータを掲載させていただいております。
再発防止に努めてまいりますので、何卒今後とも引き続きご愛顧賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

 

熊本県の避難所でノロウイルス感染症のニュース

町田予防衛生研究所 営業部広報担当 戸田です。

九州熊本地方を中心に発生した地震により、被害に遭われた被災地域の皆さまに心より お見舞い申し上げます。 被災地においては一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます 。

現在、避難所でノロウイルスによる感染症が発生し、拡大するリスクが高まっているとのニュースが流れています。
例年よりも少し多い感じでノロウイルスによる食中毒事故が全国で見られます。
今後、復興支援などで全国から多くの人が集まること思われます。
感染症対策にくれぐれもご留意いただくようご注意ください。

ノロウイルスおよび感染症に関する情報を以下にリンクしますので、よろしければご参照ください。

家庭でのノロウイルス対策(当社HP)
【ノロウイルス対策】汚物の処理(当社HP)
手洗いのタイミング - When to Wash -(当社HP)

ボランティアに従事される皆様へ(感染症、破傷風に注意しましょう)(熊本県HP)

感染症予防のための8ヶ条(PDF書類:東北感染症危機管理ネットワークHP)
避難所におけるトイレ清掃のポイント(PDF書類:東北感染症危機管理ネットワークHP)

町田予防衛生研究所では、震災復興への取り組みに、当社各スタッフはもちろんの事、社としても食中毒対策をはじめ感染症対策など、何か私どもで何かお手伝いできることがありましたら、できる限り協力させていただく所存です。ご遠慮なくご連絡ください。

 

引き続きぎょう虫検査についてお知らせ

こんにちは 戸田です。

ぎょう虫の検査は、一昨年の4月に公布された「学校保健安全法施行規則の一部を改正する省令(平成26年文部科学省令第21号)」により、健康診断の必須項目ではなくなりました。

その理由の一つとして、衛生環境が改善され、寄生虫卵の検出率が低くなったことが挙げられています。
町田予防衛生研究所で行ったぎょう虫検査の延べ陽性率は、2013年~2015年の3年間で約0.06%でした。

ぎょう虫の特徴の一つとして、強力な感染力があります。
幼児施設で陽性がみられる場合、1人ではなく、集団感染と思われる複数人となることが毎年必ずあります。
ぎょう虫の感染は大人も子供も関係ないので、陽性と判明した人と生活を共にするまわりの方は、一緒に検査・駆虫することをお勧めします。
詳しくは下記ページを参照ください。

衛生のハテナ:ぎょう虫検査?(当社HP)

ちなみに、先日お知らせのとおり、当社では2016年も引き続きぎょう虫卵検査を承っております。

検査は全国から承っているので、お気軽にお問い合わせください。

20160415

ぎょう虫検査

こんにちは営業部の戸田です。

一部よりお問い合わせいただいておりますので、ブログにてお知らせさせていただきます。

当社では2016年も引き続き、ぎょう虫検査を承っております。20160408ぎょう虫検査については、
衛生のハテナ:ぎょう虫検査?(当社HP)
を参照ください。

価格や検査申込みなどはお気軽にお問い合わせください。

北陸新幹線開業の影響で、石川県の食中毒事故数が増えている?

こんにちは広報の戸田です。
ご無沙汰しております。すみません。
暖かくなったり寒くなったり三寒四温な日々がつづきますね。

最近見たニュースで「北陸新幹線開業の影響で、石川県の食中毒事故数が増えている」という記事がありました。
記事によると、

観光客の急増

飲食店や宿泊施設の衛生管理が追い付かない

事故の増加

とのこと。
調べてみると石川県内の食中毒事故は確かに、

平成27年3月14日前の一年間 : 7件(飲食店4件、家庭2件、学校1件)
平成27年3月14日以後の一年間:14件(飲食店5件、宿泊施設3件、弁当関連3件、家庭2件、その他1件)

と倍に増えています(数値は石川県発表資料と当社調べによる)。
さらに先週今週とノロウイルスによる事故が発生しているようです。新幹線の影響かどうかは難しい所ですが、この3月に入って7件もの事故が発生しており、明らかに通常よりも多い傾向にはあるようです。また食品の製造数が思いがけず急激に増えることで、仕入れ管理や、スタッフの個人衛生、仕掛品の管理など衛生管理が通常手順で間に合わないために発生した章句中毒事故事例も多くあります。

この時期は急に暖かくなり、細菌性食中毒のリスクが上がります。一方でノロウイルスの感染症も油断ならない季節です。
また、歓送迎会やお花見など、集団飲食の機会が急激に増える時期です。

皆様におかれましては、くれぐれも油断なきよう衛生管理にお取り組みください!

ではまた来週

食品事業者の5つの基本原則

こんにちは。広報などの担当をしている戸田です。

依然として偽装食品事件は治まらず、今もなおニュースの続報や論説、そして食品事業のさまざまな業界でアクションが起きています。少し週遅れとなってしまい申し訳ありませんが、農林水産省より1月22日に以下の発表がありました。

「食品事業者の5つの基本原則」に関する意見交換会からのメッセージ(農林水産省HP PDF書類:114KB)
「食品事業者の5つの基本原則」(農林水産省HP)

平成20年に食品業界において食品事業者がコンプライアンス意識を高めるための「道しるべ」として策定された「『食品業界の信頼性向上自主行動計画』策定の手引き~5つの基本原則~ 」について、今回の事件を含め、制定後の事件を振り返るとともに、改めて「5つの基本原則」の重要性を発信しています。

食品事業者の5つの基本原則

  • 基本原則1 消費者基点の明確化
    取組方針の消費者への明確化、消費者が必要とする各種情報の提供、安全と品質を確保し続ける必要性の社内への浸透、5つの基本原則に基づく社内取組の点検・検証と改善 等
  • 基本原則2 コンプライアンス意識の確立
    コンプライアンスに関する方針(企業行動規範)の策定、経営者が先頭に立った組織体制(内部通報体制等)の整備、経営者による強い意思の表明、社内教育訓練や研修、内部監査等の実施 等
  • 基本原則3 適切な衛生管理・品質管理の基本
    商品開発・原材料の受入れ・製造・出荷等の各過程における必要な確認・対応、安全を脅かす危害要因の混入防止、適切に実行するためのルールやマニュアルの作成 等
  • 基本原則4 適切な衛生管理・品質管理のための体制整備
    商品開発時の科学的・合理的根拠に基づく賞味期限(消費期限)の設定、品質保証部門(担当者)の設置による品質管理水準の向上、内部監査等の実施、原材料・食品管理やトレーサビリティ確保のためのシステムの整備 等
  • 基本原則5 情報の収集・伝達・開示等の取組
    消費者が必要とする情報の正確でわかりやすい提供、表示や広報・宣伝活動における誤認・誤解のおそれがない表現の使用、消費者相談窓口の設置、食品事故発生時における適切な対応、事故対応マニュアルの整備 等

食品事業者で、上記の着手・強化にお困りの方は、お気軽に当社までご相談ください。

 

ホームページでも様々な情報をご紹介しております。是非ご覧ください。