固いもの。ガラスやプラスチックなどの異物検査の報告書のご案内です。

異物検査の報告書(固いもの、ガラスやプラスチック)のご案内です。

固いものが! ガラス?プラスチック?石?金属?骨?

主に食品から検出された硬質の異物を鑑別します。 顕微鏡での形態学的検査以外に染色試験、燃焼試験、比重試験、化学反応試験などを実施して異物の材質の推定を行います。
※鑑別された合成樹脂や金属などの材質に精密分析が必要な場合には別途ご相談下さい。

報告書には以下に使用しているような画像を添付致します。

プラスチック(ポリプロピレン)

硬質の混入異物は肉眼的に観察しても、ほとんどの場合は材質の識別は困難です。 このような白色の異物ではプラスチック・骨・歯・陶器などの破片との鑑別のために、 形態学的検査以外に染色試験、燃焼試験、比重試験、化学反応試験などを実施して材質の特定を行います。

プラスチック(燃焼試験で溶けたポリプロピレン)

燃焼試験で溶けて球状に固まった異物です。燃焼試験を実施すると材質により燃え方や焔の色が違ってきます。 プラスチックでも種類によっては溶けずに燃焼する物や亀裂が入る物などがあります。

骨片(燃焼試験で燃えた鶏骨)

白色の硬質異物で燃焼試験を行うと燃えて炭化するものの代表に、骨片があります。 ただし骨片の場合には事前の顕微鏡観察で骨組織などの構造が見られますので、確認試験として実施する場合がほとんどです。

骨片(薄切標本の顕微鏡像)

白色の硬質異物が動物や鳥などの骨であった場合、 異物の一部を数マイクロメートル(マイクロメートルはミリメートルの100分の1)の厚さに切り取り、 顕微鏡で観察するとこのような骨組織が見られます。

骨片(薄切標本のカルシウム染色)

動物や鳥の骨はカルシウムを大量に含むため、アリザリンレッドなどの染色液で染色して顕微鏡観察すると赤く染まって見えます。 カルシウム染色では、魚骨・貝殻・歯なども染色されるため、染まらなければこれらを否定する事ができます。

活性炭(下画像は表面の拡大)

活性炭は脱臭剤として冷蔵庫や厨房内に設置される事が多いために、食品への混入が多い硬質異物の一つです。 一般的には、石の混入と間違われる事が多いのですが、顕微鏡で拡大すると一般的には多孔質(たこうしつ)で 表面に縞模様が見られる事で石とは区別できます。活性炭の原材料は植物の物が多く、その層構造が綺麗に観察されます。

キャンディ

冷凍食品への混入物では考えられない物が異物となり得ます。 これは、乳を材料としたキャンディ(飴)ですが、冷凍した食材に混入していたために、 白色のプラスチック片の混入と思われた物です。この異物は加熱すると容易に溶けて、脂肪・糖などが検出されました。

○各種異物の同定について

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