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フウガドールすみだのフットサル選手
清水和也様

清水和也様のご紹介

小学校から兄とサッカーを始め、高校生からフットサルに転向。高校卒業後にフウガドールすみだに加入。スペインなど海外でも実績を積み、国内に戻ってきてからはFリーグ得点王に輝く。

※清水和也選手は2023-2024シーズンから名古屋オーシャンズに所属しております。本インタビューはフウガドールすみだに在籍していた当時に行っております。

フウガドールすみだHP
名古屋オーシャンズHP
清水様

清水様にとって「食」とは

「体のメンテナンス」

ツーショット写真

左:清水和也様
右:井上祐子様(インタビュアー)
(以下敬称略)

取材日 2023年3月14日

井上:シーズンが終了したばかりのお忙しい中、お時間を頂きありがとうございます。本日はよろしくお願いします。早速ですが、日本代表、フウガドールすみだ、スペインのチームなどの場でご活躍されている清水選手にとって、『食』とはどのようなものですか?

清水: “体のメンテナンス”だと思います。練習を朝することが多いのですが、一番フレッシュな状態からダメージを負って一日を過ごすことになるので、本当に摂るもので大きく変わります。「今こういう状態だからこういう食材を多く取り入れたい」だとか、「気分的に少し酸っぱいものを食べたい」といったようになるので、体の調子を整えるために食事は重要視しています。いい食事があって初めていいトレーニングにつながると思っています。メンテナンスを怠らずに、常に試合に向けてプランニングしていくかといったところで、「食事」はすごく大事だと思っています。

井上様

井上:今季Fリーグ得点王!おめでとうございます。得点王を極めるまでの職業となったフットサルとの出会いを教えていただけますか?

清水:はじめは兄と一緒に公園でボールを蹴るのが楽しかったというところからで、小学校4年生の時に兄と同じサッカーチームに入りました。その後、中学校でもサッカー部に所属し、3年生の夏に引退するまでサッカーをしていました。「高校もサッカーやるのかなあ」と思っていた中で、兄の同級生のお兄さんが作ったフットサルチームの練習に参加してフットサルの戦術の深さにどっぷりハマり、フットサルに進みました。

清水様

井上:高校を卒業してすぐにスポーツの世界に入られましたが、“体のメンテナンス”としての食事を気にされるようになったきっかけはあるのでしょうか?

清水: 17歳のときに足首の骨を折って半年離脱したのですが、そこから自分の中で「すべてが変わった」じゃないですけど、「このままじゃ駄目だな」と思ってトレーニングを始めて、そこから食トレというのを始めました。怪我から復帰するまでにサイズ感を上げるという目標を立てていたので、そこからだいぶ意識が変わりました。怪我をきっかけに少しずつ自分のなりたい像が決まっていったのが大きかったと思います。

井上:食事の意識が変わった中で、“極力こういうものを取り入れている”という食べ物はありますか?

清水:夏場は特に毎朝梅干しを食べたり、漬物もそうですね。一番は一年中お味噌汁を摂るようにしています。私は元々お腹が弱いタイプで、発酵食品を摂ると胃腸のバランスもよくなるので、特に味噌汁は欠かせないですね。

井上:スポーツの世界に飛び込んだころと、今では食事の取り方と体の変化を感じる場面などはありますか?

清水:やはり食べる量的には20代前半よりは減ってきてはいるものの、周りの20歳くらいの子たちよりもたくさん食べるようです。体の疲れの抜け具合は、少しずつ変わってきているように感じるので、サプリメントもそうですが、極力いろいろな野菜や、お肉だけではなく魚も食べたりというふうにしています。一番大きな変化は、妻が食事をサポートしてくれるところです。自分がリクエストしたものが揃っているというのは選手としても助かります。


井上:奥さまに感謝ですね。

清水:本当に全面的な信頼を置いて今生活ができています。

井上様

井上:スペインでの選手活動中はどのような食事をされてましたか?

清水:スペインに行っていたときは、鶏肉を焼いて食べていました。この他、トマト缶がすごく安価で手に入ったので、それにニンニクを入れて鶏肉を煮込んでというのはよく作っていましたね。スペインではずっと“納豆ご飯とお味噌汁があればいいのになぁ”と思っていました。食べたくて仕方がなかったですね。

井上:みそ汁は先ほどのお話でも登場しましたが、清水選手にとって、大切なお料理なのですね。


井上:スペインでプレーするとなると、言葉が通じなかったり文化も違うと思うのですが、その中で、チームの中での自分の示し方どのようにされていましたか?

清水:最初は本当に何もしゃべれない状態だったので、どうしようかなと不安もありましたが、ピッチ内で自分が持っているものを100パーセント出せば絶対大丈夫だという自信があったので、そこでは信頼を勝ち取ることができました。ただ、どうしても言葉が違うということで若干距離感が生まれましたが、それでもしつこくしゃべりかけていろいろ教えてもらって、自分でも勉強して、ということで3カ月くらい経った頃にはピッチ内は問題ないくらいできました。半年くらい経ったころには会話がちょっとできるようになったので、そこからだいぶ変わりました。

清水様

井上:プロを夢見る子どもたちに、メッセージをお願いできますか?

清水:いろんな刺激を受けて、最終的に自分がどうなりたいかというところを設定すると、そこに向けて日々何をしていかなければならないかを考えていけると思います。私は、爆発的にグイーンって伸びることはあまりないと思っていて、一個一個階段を上っていくからこそ、たまに2段飛ばせたりするのではないかなと思っています。自分の現在地を知って、さらにゴールを決めて、その中でいくつかの通過点を決めていくといいのではと思っています。私もフウガドールすみだの下部組織の子たちに話すのが、スタートとゴールだけ決めて「自分は代表になるんだ」と思っていても、そこまでの過程がちゃんとしていないとそこまで上り詰められないと話しています。これからいろんな壁にぶつかると思いますが、そのときに「これができていなかったからこれをやらなきゃ」と振り返ることもできると思います。そういったところも、楽しんでほしいなと思います。

井上:清水選手の現役中の今後のビジョンなどをお聞かせいただけますか?

清水:個人的には、ずっと代表にいたいと思っていますし、フットサルの新しい顔になっていきたいというのがあります。これは、自分が選手をやっていく上で、子どもたちに夢や希望を与えていくことや、憧れになり続けるということが大事なことの一つだと思っています。また、裾野を広げていくためには、代表チームがやっぱり強くないといけないと思うので、そのために世界の強豪と対等に闘えるようになったところを示していきたいと思っています。まずは、いままで超えられなかったワールドカップベスト16の壁を破れるように自分も日々進化していかなければと思っています。ワールドカップには、あと3回は出たいなと思っています。それくらいまでは第一線でバリバリやっていたいと思っています。

井上:応援してます!


井上:まだまだ先の話ですが、現役を引退された後のビジョンはお持ちですか?

清水:私はもともと子どもが好きなので、フットサルをやらなかったら保育士などの仕事に進みたいと思っていました。なので、キャリアを終えたら、そういったところとフットサルをうまく絡めていきたいなと思っています。今チームでも小学校訪問でしたり、保育園訪問をしてフットサルを体験してもらうという活動もしています。実際に選手と触れ合ってすごさを感じてもらったり、「体を動かすことがこんなに楽しいんだ」というのを体験してほしいなと思っています。あとは、高校生のカテゴリーで監督とか指導者もやってみたいと思っています。高校生というのは、大人のカテゴリーにも匹敵するくらいなので、そこの育成することは重要視されています。自分のこの経験を、そういう子どもたちに教えられるのはすごくやりがいがあると思っています。

井上:様々な視点のご貴重なお話、ありがとうございました。

ツーショット写真
 

 

井上祐子様には、各業界の方々の『食』やその人の人物像にフォーカスするインタビュー企画のMCとしてご協力いただきます。今後もお楽しみに!

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