1. TOP
  2. 『食と人』食を通して人物像に迫るメディア
  3. 磯村真意子様(MARCO CAFE & DINING)|食と人

MARCO CAFE & DINING
磯村真意子

磯村真意子様のご紹介

サクラフロント・ウエディング株式会社のカフェ&レストラン事業部にて、
門前仲町の人気店”MARCO CAFE & DINING”を運営。
経営企画 チーフ。

調理師免許
栄養士免許
野菜ソムリエ3級
チャイルドマインダー

MARCO CAFE & DINING

〒135-0048 東京江東区門前仲町1-12-7 佐野ビル1階

磯村様

磯村様にとって「食」とは

人生を豊かに生きるためのもの

ツーショット写真

右:磯村真意子様
左:井上祐子様(インタビュアー)
(以下敬称略)

取材日 2023年6月13日

井上:早速ですが真意子さんにとって『食』とはどんなものでしょうか?

磯村:私が考える『食』とは人生を豊かに生きるためのもので、要素としては二つあります。一つは体そのものを作り維持するものという事と、もう一つは心を育むという要素があると考えています。特に心を育むという点は重要で、誰とどんな環境でどんな食事をするかは社会性を養う事につながると思うのです。食事はコミュニケーションの場でもあり、食卓を一緒に囲むことでお互いの心の距離感が変化する事ってありますよね。食事をしている姿はその人の素の部分を垣間見ることもあるので、相手をより深く理解する事が出来ると思います。また子供にとってはマナーやしつけを学ぶ場でもありますし、その日の出来事などを話して“楽しい時”である事が大切です。人は誰かと一緒に食事をする事で心も健康に保つ事が出来ると思います。ですから栄養面も心の面もどちらが欠けても生き生きと生活する事は難しく、生涯食事を続けていく必要がある私たちは、『食』とどう向き合うかで“人間だからこそ人生に大きく影響する”ものなのだと考えています。

磯村様

井上:今の仕事を始めるまでの経緯を紹介していただけますか?

磯村:高校で調理師免許を、短大で栄養士を取得しました。中学生の時に青年海外協力隊に興味を持ち、それをきっかけに『食』に関わる仕事がしたいと思っていました。短大卒後は4年制の大学に編入し、人と関わる仕事も経験しておきたいと思いブライダル企業に就職し衣装のスタイリストの仕事に就きました。その後出会いがあって結婚して、5年目くらいで仕事を辞めて夫のブライダル関連会社を手伝うようになりました。夫は将来的に飲食業にも挑戦したいと考えていたので、私の食と関わりたいという夢が合わさって、今の飲食店事業に至るという形です。

このお店のデザインはサッカー要素が強めです。夫は元サッカー選手でサッカーとともに青春期を過ごしてきました。サッカーを愛するものとしてチームの本拠地【ホーム】への人々の愛着文化と、私たちの作る店も地域に根付き愛されるようにという事を重ねています。夫婦や家族、友人同士で趣味や興味が違っていてもお互いにそれを邪魔しない空間で、誰もが安心して過ごせる場を提供したいという思いでこのお店が出来ました。

井上様

井上:コロナ禍でお店や真意子さんの思いに変化や影響はありましたか?

磯村:ありましたね。新型コロナウィルスが流行し始めた頃、世間で“飲食店で食事をすると感染する”という空気感があった時は、飲食店という括りで名指しされたと思いました。でも、誰もが手探りな状況でしたのでスタッフも危険にさらされるんだと理解して、国や都の要請に従って休業しました。

MARCOの母体はブライダル事業をしていますので、飲食店に限らずさまざまな職種でそれぞれの苦悩があることは十分に理解出来ていました。あの時の状況はみなさんそうだと思いますが、見えない事だらけで本当に苦しかったですよね。時短要請などでディナーが出来なくてもテイクアウトの営業をするようになると、常連のお客様は喜んでくださり、「頑張って」「お店がなくなったら私たち食べるものないから!」などと声をかけてくださったりと。「あんなの食べたいな」などお客様とのコミュニケーションに支えられてお店を繋いでいくことができました。

井上:コロナ禍で新しいメニューや試みはできましたか?

磯村:コロナが広がり始めてから2年目に入った頃、スタッフ達とテイクアウトも可能で喜ばれるものをと試行錯誤していく中で生まれたのが、コロッケメニューです。ありがたい事にとてもよく売れていますね。

今は食材の在庫を見ながら、「これ入れてみる?」というような感じで新しいメニュー作りが出来ていて、スタッフも楽しんでくれていると思います。お客様も「何これ!」と言いながら興味をもってメニューを見てくださいますし、そこから会話がうまれる事もとても嬉しく思います。

井上:もう一つの定番である“カラダ想いLunch”にはどのような思いや経緯はありますか?

磯村:カラダ想いLunchのスタートは今から5年ほど前、当時アスリートフードマイスターの資格を勉強中だったスタッフ(木村典子さん)がいた事で、私たちが学んできたその知識を役立たせたいという思いがありました。コンセプトとしては、毎日頑張っている自分の“カラダを想い労わるための食事”をしてほしいというものです。日ごろさまざまなストレスがある中、スポーツをしたり家族や友人、また一人の時間で心のリフレッシュは意識されます。好きなものを食べたりお酒を飲む事も心の為だと思います。でも食べたもので作られる身体そのもののケアは意外と忘れがちです。特に女性は繊細で、短期的に複雑な変化が起こるので、カラダに想いをよせた食事を意識していただきたい、そして私たちが提案する食べ方がその後みなさんの食生活のヒントになったら嬉しいよね、という思いからメニューを考えたのが始まりです。

今ではこのカラダ想いLunchを食べに来てくださる常連の方もいらっしゃいますね。

磯村様

井上:どのような方がカラダ想いLunchを食べられていますか?

磯村:男性女性半々ぐらいですかね。カラダ想いLunchを物足りなく感じてらっしゃる方もいるかもしれないですが、これで適量なんだって思ってくださっているようです。現在、カラダ想いLunchは火曜日と水曜日に提供しています。満遍なく栄養を取れること、季節や気候に合わせて起こりやすい不調に合わせた内容の他、よく噛んで食べる食材選びも心がけています。

井上様

井上:旬のものが多いなという印象があったのですが、そういったことも意識されていますか?

磯村:意識してます。メニューを考える時には最近スーパーでこの食材が出てきたよねという話題が飛び交います。それはお客様にとって取り入れやすい食材である事が重要だからです。


井上:感覚的にリピーターの方は何割くらいですか?

磯村:6~7割くらいリピーターさんですね。このお店があるエリアはビジネス街なので、決まった曜日にいらしてくださる方が多いです。平日はお勤めの方々がメインですが土日はファミリー層も比較的多いです。それは女性化粧室におむつ替え台を設置しているので、小さなお子さんをお連れの方を通して少しずつ口コミで知っていただけるようになったからだと思います。またご年配の方々もご利用くださるので、年齢層は本当に幅広いと感じますね。

井上:お店や個人的にでも、これからの新しいビジョンはありますか?

磯村:コロナの位置づけが変わったので貸し切りなど大人数でのご予約をいただく事も増え、流れは戻りつつあります。もちろんまだ元通りとはいきませんが、規制なく、その中で最低限の感染対策をしながら皆さんが楽しんでくださる空間を、維持出来ている事がとても嬉しく思います。この店がみなさんにとって安心できる【ホーム】になる事を目指していますので、お店を増やしたり大きくするという事よりは、この場所を大切にしていきたいと考えています。私個人としては、『食』を通して人と関わる仕事は飲食店事業に限ったことではなく、違った形でも広げられると思っています。子供達への食育にも興味があり今現在保育に関わる勉強もしています。それらを生かして誰かの人生が豊かになるよう、そのきっかけとなる活動をこれからも続けていきます。もっともっと経験を積んだら学生の頃に抱いた夢も叶えたいという気持ちは、数十年たった今も持ち続けています!


井上:カラダ想いの食が今後もずっと提供できるお店であることを願っています!

ツーショット写真
 
MARCO CAFE & DINING

MARCO CAFE & DINING

〒135-0048
東京都江東区門前仲町1-12-7 佐野ビル1階
URL:http://www.marco-cafe.com/
TEL : 03-5875-8908

■■Instagram■■
marco_official317 #marco門前仲町

最寄り駅より

門前仲町駅3番出口より徒歩1分。
越中島駅1番出口より徒歩8分。

〇〇の様子

➀アスリートフードマイスター木村典子さん

〇〇の様子

➁サッカーの魅力が発見できる本棚

〇〇の様子

➂オーナーこだわりのフィギア

〇〇の様子

④開放的なオープンキッチン

〇〇の様子

➄テーブルにもサッカーのこだわり!

〇〇の様子

➅サッカー愛が詰まったシャンデリア

 

井上祐子様には、各業界の方々の『食』やその人の人物像にフォーカスするインタビュー企画のMCとしてご協力いただきます。今後もお楽しみに!

お問い合わせはこちら

商品やサービスの各種お問い合わせ

お見積や注文依頼なども承っております。

食品衛生のお役立ち掲示物

現場ですぐに使える
「食品衛生のお役立ち掲示物」
をご用意しております。

無料相談

ご不明な点などございましたら
お気軽にお問合わせください。

サービスに関するお問い合わせ

よくいただく質問と
その回答をご用意しました。