1. TOP
  2. お客様の声
  3. 株式会社北辰水産様

株式会社北辰水産様

食の安全に関して大切にしていること

「『水産エンターテインメントカンパニー』として」

株式会社北辰水産様

設立 1988年3月30日
住所 千葉県柏市花野井712番地の111
ホームページ https://www.hokushin-suisan.co.jp/
事業内容

鮮魚・海産物の販売

鮮魚・海産物の輸出入

ほか鮨の製造・販売、飲食店の経営(株式会社北辰鮨)
ご担当者様

取締役・業務本部長 根本昌美 様

品質管理室室長 平山純 様 

 
取材日 2024年3月22日

北辰水産様は首都圏の百貨店、駅ビル、ショッピングセンターを
中心に、全国展開されています。

根本様:事業内容としては、「北辰水産」としての鮮魚販売と、「北辰鮨」として鮨の製造・販売を中心に、全国で約40店舗を展開しています。
創業者の藤塚俊男と石戸正司は、スーパーの鮮魚店で働いていたのですが、ものすごい売り上げを作る職人ということで評判でした。その後、
藤塚が独立する際、その評判を耳にした東武百貨店様から「独立するなら、うちで一号店をやってほしい」とお誘いをいただいたのが始まりです。
その一号店も繁盛しまして、噂が噂を呼ぶ形で、いろいろな百貨店様や駅ビル様から声をかけていただき、店舗が広がっていきました。

御社の経営理念を教えていただけますか。

根本様:「鮮度と品質のよい魚を、お客様にお届けする」ということです。魚は包丁を入れたときから鮮度が劣化していきます。ですので、なるべく丸のままの魚を店頭に並べて、お客様がお召し上がりになる直前まで包丁入れないのが理想です。

昔は、魚のさばき方をご存知の方も多かったので、魚を丸のままお買い求めになるお客様もいらっしゃいました。また、店頭では、煮魚や焼き魚など、お好みの調理に合わせてその場で魚をカットして、茶袋に入れて販売していたようです。

今は、お客様のご要望から、トレーでの販売も多くなっていますが、私たちは理想の鮮度を保つため、加工センターを持たず、当日仕入れたものを、なるべくそのまま店舗に運び、当日売り切ることにこだわっています。全国各地から新鮮な魚を当日に仕入れて販売しているので、ご家庭で最高品質の味を楽しんでいただけるのが強みですね。

日本で最初に魚をトレーに入れて販売し始めたのは、
北辰水産様だそうですね。

根本様:創業者がアメリカに行ったとき、魚がトレーで売られていたのを見て、「これなら、お客様の手をわずらわせることなく買っていただけるだろう」と考え、日本で初めてトレーでの販売を始めたんです。ただ、今はSDGsの観点から、トレーの素材をバイオプラスチックに移行しています。また、インドネシアで行われている自然環境保護活動『生命の森プロジェクト』※にも取り組んでいます。

※『生命の森プロジェクト』とは、インドネシアから輸入した養殖えびの収益の一部をえびの養殖を行っているインドネシアの水産会社へ寄付し、その寄付金で養殖地であるインドネシア・カリマンタン島タラカン市にマングローブを植樹する活動です。

 

衛生管理の取り組みについて、教えてください。

平山様:衛生管理は、やはり基本が大切ですので、手洗いや、調理器具の衛生状態を清潔に保つことを、日々従業員に伝えております。
 
当社の場合、扱う商品は刺身や鮨などの「今日買って、今日食べる」短賞味がほとんどです。なので菌の繁殖はそこまで多くはなく、事故も起こっていません。ただ、そうすると油断を招くことにもつながります。ですので、現場では町田予防衛生研究所のお力をお借りしながら、実際は危険と隣り合わせであることや、安全が何よりも優先されるべきものであることを指導しています。

当社をご利用いただくことになった、きっかけを教えてください。

根本様:私たちの出発点は「町の魚屋さん」なので、衛生管理を外部に委託したことはありませんでした。創業以来、百貨店様と取引をさせていただいていたので、そこで定期的に行われている衛生検査をうけていました。そんな時を経てあるとき、百貨店様から御社をご紹介いただいて、「百貨店に入るテナントとして〝衛生管理会社を入れている〟という安心安全も、付加価値としてつけてほしい」というご要望があったんです。

それが、今から約23年前のことです。以来、自分たちでは気づかなかったこと、例えば洗い場のスポンジの置き方や、鮮魚や鮨を扱う際に必要なことなど、細かいところまで教えていただきました。賞味期限の設定も、安全な時間を検査で引き出してもらっています。今、当たり前のように行っていることの基本を作ってくださったのは、町田予防さんですね。

 

特に、お気に入りのサービスはありますか。

根本様:やはり、店舗巡回ですね。全国に約40店舗ありますが、それぞれ厨房の形もメンバーも違いますので、「北辰グループはこうやって作業しています」という手順や意識を、私たちの代わりに伝えていただけることが、本当に助かっています。私たち自身が直接足を運んで指導し続けるのはなかなか難しいのですが、それをプロの方に見て頂いて、その場で指導していただけるのは一番ありがたいですね。

また、私たちは鮮度を大切にしていますから、夜中に加工することもあります。そんな夜中の作業でも、時間を合わせて衛生指導に来てくださいます。私たちの「こういうことをしたいんです」という要望にもしっかりと応えてくださる、そんな御社の誠実な姿勢を見て、社員も「安全安心が一番大事なんだ」と理解してくれていると思います。

御社は「水産エンターテインメントカンパニー」として、SNSでの
情報発信なども積極的に行われていますね。

根本様:「魚って、こんなに美味しくて、簡単に食べられて、健康にいいんだよ」ということを、改めて広く伝えていきたいと思っています。

その一環として、お店へ来ていただいたお客様に、まるで水族館に来たように楽しめる店舗作りをしています。お客様のあいだで「初めて見たね」「食べてみたい」などの会話が生まれ、私たちが魚のことをご紹介する、そんなストーリー性のある売り方を目指しています。

XやインスタなどのSNSでは、主にレシピを紹介しています。多くの方が魚を取り入れたいと思っているのに、なかなかそれができないのは、魚の調理のハードルが高いことが一つの原因だと思うんです。なので、簡単で美味しくて、ちょっとおしゃれだったり、豪華に見えたりする、そんな魚料理のレシピを投稿しています。幸い、多くの方に喜んでいただいており、フォロワーさんも14,000人に到達していますので、今後も続けていきたいですね。

株式会社北辰水産インスタグラム:https://www.instagram.com/p/C5FKLk6yjQf/?img_index=1

エンターテインメント性を取り入れることで、より認知度がアップしますね。

根本様:数年前に、当社の「ショートケーキ寿司」が、Xでバズったんです。商品そのものは「母の日」向けに考案したもので、お鮨をショートケーキのように見せて販売してみました。そうしたところ、それを面白いと思った方のツイートが140万リツイートされ、「ショートケーキ寿司」の認知度も急上昇しました。

私自身は、なぜ、それがバズるのかまったくわからなかったんです(笑)。ただ、広報に詳しい方に聞くと、「北辰さんは魚が大好きな人が集まって、魚を美味しく食べてもらいたいという思いを持っている。それが、美味しくて素敵な商品につながっているんだから、それをもっと前面に出したほうがいいですよ」とアドバイスをいただいたんです。

今後も、「売り場は舞台、魚は演者、私たちはその現場監督」という思いを、エンターテインメント性につなげて、北辰水産の認知度を上げていきたいと思っています。そして「やっぱり魚といえば、北辰水産だよね」「北辰なら、間違いない」という評価が取れるよう、信頼を積み上げていきたいですね。

今後、当社に期待することがありましたら、教えてください。

根本様:皆さんに、元気でいてほしいですね。本当に、「人」って、大事ですから。御社には、これまでずっと携わってもらっているからこそ、同じ思いや温度感で、衛生管理に取り組んでいただけていると思うんです。やはり食の安心・安全は最も大切ですから、当社、そして当社の各店舗をよく理解していただいている町田予防の皆さんに、ぜひこのまま、元気でいてもらって、末永く伴走していただけたら嬉しいですね。

 
北辰水産売場
売場の様子①

 

北辰水産売場
売場の様子②

 

フォーショット写真
インタビューの最後に弊社の営業担当と食品衛生担当もご一緒させていただき記念撮影を行いました。
次回は「新鮮なお魚の目利き」についてインタビューさせていただきます。

 

おすすめサービス
 
この他のお客様の声
 

各種検査・サービスについて
詳しく知りたい方はこちら

商品やサービスの各種お問い合わせ

お見積や注文依頼なども承っております。

食品衛生のお役立ち掲示物

現場ですぐに使える
「食品衛生のお役立ち掲示物」
をご用意しております。

無料相談

ご不明な点などございましたら
お気軽にお問合わせください。

サービスに関するお問い合わせ

よくいただく質問と
その回答をご用意しました。