教えて衛生管理 ~手洗いはできていますか?~

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教えて衛生管理 ~手洗いはできていますか?~

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教えて衛生管理では、実際に現場で指導した内容や会話のやり取りから、どのような管理が適切なのかを採り上げたいと思います。それでは、とある飲食店現場でのコンサルタントと店舗従業員との会話のやり取りを聞いてみましょう。

 
今回のテーマ:手洗いはできていますか?

1.なぜ「作業の合間」の手洗いが重要なのか?
2.食中毒予防の三原則
3.どんな時に手洗いが必要か?
4.手洗い前の準備はできていますか?
5.身だしなみ(装飾品):なぜ装飾品(指輪・腕時計・ブレスレット等)を外すのか?
6.手洗い設備の環境:なぜ手洗い設備を整備しなくてはいけないのか?
7.手洗いの方法
8.2025年「町田予防衛生研究所」拭き取り検査結果の集計
 

   
手洗いについて

1.【なぜ「作業の合間」の手洗いが重要なのか】

手洗いが不十分になりやすいのは、まさに「作業の合間」です。理由はシンプルで、手が触れる対象が増えるほど、手指の汚染リスクが累積するからです。例えば、

手指の汚染リスク

という流れだけでも、汚染の“受け渡し”が連続します。このとき、手洗い時間が短い、石けんを使用しない、アルコール消毒を行わない、ペーパータオルでの拭き取りが不十分(濡れたまま)だと、手洗いが不十分になり、次の工程へ菌を移してしまいます。

食品を扱う仕事では、毎日何度も「手洗い」をします。あまりにも当たり前の作業なので、つい深く考えずに行ってしまいがちですが、食品の安全を守るために、手洗いはとても欠かせない基本作業です。「ちゃんと洗っているから大丈夫」、「忙しいから、少し短くてもいいかな」とそんなちょっとした油断が、手についた菌を食品にうつしてしまい、食中毒事故に繋がってしまう恐れがあります。

だからこそ、手洗いは単なる「作業の一部」ではなく、お客様の安全を守る大切な仕事のひとつとして、毎回ていねいに行うことが大切です。


2.【食中毒予防の三原則】

食中毒を防ぐための基本として、次の「三原則」があります。この中で大切なのが、「つけない」=汚染させないことです。そのために欠かせないのが、正しい手洗いです。

 

食中毒予防の三原則

3.【どんなときに手洗いが必要か?】

厨房では、想像以上に手洗いが必要なタイミングがあります。手洗いが必要な場面とは?

 

異物の原因になりやすいもの
これらの場面で、手洗いが不十分なまま作業をすると、汚れた手から菌が広がり、食中毒の原因になってしまいます。

4.【手洗い前の準備はできていますか?】

手洗いは、ただ水で手をぬらせばよいわけではありません。正しく手を洗うためには、洗う前の準備がとても大切です。準備ができていないと、しっかり洗っても汚れや菌が残ってしまいます。手を洗う前に、まず手の状態を確認しましょう。


手洗い前の準備

5.【手洗い前の準備はできていますか?】

手洗いは、ただ水で手をぬらせばよいわけではありません。正しく手を洗うためには、洗う前の準備がとても大切です。準備ができていないと、しっかり洗っても汚れや菌が残ってしまいます。手を洗う前に、まず手の状態を確認しましょう。

身だしなみ

6.【手洗い設備の環境:なぜ手洗い設備を整備しなくてはいけないのか】

手洗い時間が短くなる、省略される最大の原因は、本人の意識だけでなく「環境」にあります。石けんやアルコールが切れている、ペーパータオルがない、手洗い場が汚れている、手洗いシンクが遠い、手洗いマニュアルが見えないこうした状態だと、どれだけ注意しても手洗いの質が安定しません。特にペーパータオルでの水分を拭き取ることは重要で、手が濡れたままだとアルコール消毒の効果が低くなり、また菌が残りやすく、次に触れる物へ菌をつけてしまいます。ペーパータオルの常備、ゴミ箱の設置、蛇口まわりの清掃など、続けられる設備が「正しい手洗い」を支えます。


手洗い設備の環境


7.【手洗いの方法】

手洗いの精度にバラツキが出ないように、手洗いマニュアルはありますか?手洗いは、むずかしい作業ではありません。決められた手順で、毎回きちんと行うことがいちばん大切です。厨房で作業をする以上、「衛生的な手洗いをする」という意識を常に持ちましょう。それだけで、「食中毒を防ぐことができる」、「お客様に安全で安心な食事を提供できる」という、大切な役割につながります。

手洗い方法


8.【2025年「町田予防衛生研究所」拭き取り検査結果集計】

当社では、手指の拭き取り検査(一般生菌数など)を通じて、手洗いの状態を数値で確認しています。ここでは例として、2025年に実施した「手洗い・消毒後」の拭き取り検査結果を集計しています。菌は目に見えないため、「ちゃんと洗えているかどうか」が分かりにくいものですが、拭き取り検査を行うことで客観的に数値で「ちゃんと洗えているか」を知ることができます。

結果を見ると、意外なことに40%以上の方の手洗いが、「要注意」と「不可」に分類されており、ちゃんと洗えていない状態と言えます。

今の手洗い方法で問題ないか、洗い残しがないかを、感覚ではなく客観的にチェックしてみてはいかがでしょうか?


拭き取り検査結果集計










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Written by

株式会社町田予防衛生研究所

町田予防衛生研究所は、食の安全に関わる各種検査やコンサルティングなど幅広く商品・サービスを取り揃え、ワンストップで食の安全をサポートする企業です。

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