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冷蔵庫・冷凍庫の衛生チェックで確認する箇所を知っていますか?

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皆様は厨房内での代表的な機器として何を思い浮かべるでしょうか? 食品を取り扱う業種に関わらず、広く使用されている機器では、冷蔵庫や冷凍庫が挙げられます。
衛生点検では、この冷蔵庫、冷凍庫に加えて、製氷機に関わる指摘が多く見られます。そこで今回は、冷蔵庫・冷凍庫・製氷機の衛生管理のポイントについてお伝えします。
HACCPの考え方を取り入れた衛生管理でも、食品を低温で管理したり、加熱調理後の食品の冷却に使用するこれらの機器の管理は非常に重要です。


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まずはお使いの冷蔵庫等を開けてみましょう。汚れや破損箇所はありませんか? 当社の衛生点検でよく指摘させていただく箇所を元に、見るべきポイントをまとめましたので、日ごろの清掃や管理方法の参考になればと思います。

 

【冷蔵・冷凍庫は定期的に清掃され、清潔である】

冷蔵庫・冷凍庫で注意する箇所として「パッキン」、「ファンカバー」、「フィルター」があります。
「パッキン」は、扉の開け閉めや内外の温度差による結露が原因で、汚れやすい箇所です。カビの発生にも繋がり、保管食材を汚染させてしまう恐れがあります。
清掃方法としては専用の薬剤、もしくはアルコールを浸み込ませたペーパータオルで拭き上げ清掃を実施しましょう。黒ずみがひどく、塩素系漂白剤を使用した場合は、使用後に水拭きを行ってください。パッキンのゴムが固くなり、破損に繋がります。
次に「ファンカバー」は、冷気の吹き出し口であり、食材とも近接するため、汚れていると周囲や保管食材に汚染を広げる恐れがあります。清掃方法としてまず清掃時にはファンを止め、付近の食材の場所を移しましょう。その後パッキン同様にアルコールを浸み込ませたペーパータオルで、拭き上げ清掃を実施しましょう。
最後に「フィルター」ですが、溜まった汚れを放置すると冷却機能の低下や故障に繋がります。清掃方法としてはフィルターを取り外して水洗いで埃汚れを取り除き、よく乾燥させてから戻します。油汚れがひどい場合は、お湯と中性洗剤を混ぜ、しばらく漬け込むと、油汚れが落としやすいです。

※今回代表的な清掃箇所を挙げましたが、その他にも床面、棚(裏面含む)、壁面、取っ手などを指摘することもあります。各箇所についても確認し、冷蔵庫・冷凍庫を清潔に保ちましょう。


 

【冷蔵・冷凍庫に劣化、破損、欠損部分はない】

冷蔵庫・冷凍庫は破損や欠損箇所がないか清掃時に保守点検も行い、必要に応じて修繕対応を行いましょう。
当社で実施している衛生点検で注意する箇所として「パッキン」、「内棚」、「ドレンキャップ」が多く挙げられます。
まず「パッキン」の破損では、破損をしていると庫内の冷気が漏れる恐れがあるため、取り扱いメーカーに確認して、交換対応を行いましょう。
次に「内棚」ですが、コーティングの剥離も確認しましょう。剥離の場合は破片が異物源になる恐れがあります。また剥離部分に汚れが溜まり汚染源となる可能性があります。パッキン同様取り扱いメーカーに確認し交換しましょう。
最後に「ドレンキャップ」ですがこちらは欠損(紛失)してしまっているケースが多いです。紛失をしてしまった場合はメーカーに確認して、キャップを取り寄せてください。

 

【製氷機は清潔で破損がない】【アイススコップに汚れ破損はなく氷と接触しないように管理している】

製氷機も冷蔵庫・冷凍庫同様に清潔にし、破損箇所がないことを確認しましょう。当社で実施している衛生点検でよく注意させていただいている部分として「パッキン」、「内壁」が挙げられます。
「パッキン」は冷蔵庫・冷凍庫の清掃同様アルコールを浸み込ませたペーパータオル等で拭き上げ清掃を実施しましょう。また破損箇所があった際は取り扱いメーカーに確認して、交換対応を行いましょう。
「内壁」は特に製氷口付近に汚れが発生していることがよく見られます。清掃の際は中の氷を取り出し、製氷口付近も含め、庫内全体を拭き上げ清掃を実施しましょう。

製氷機の機械自体の管理も重要ですが、ここでは使用するアイススコップにも注意が必要です。当社の衛生点検ではアイススコップを製氷機の中で放置してしまっていることをよく注意させていただいております。
特に柄が氷に接触して放置されている場合、柄を介して手指の汚れが氷についてしまう恐れがあります。ノロウイルスによる汚染など注意が必要です。
製氷機内にアイススコップの置き場がある場合は、使用中も確実にそちらへ戻すように徹底してください。なお、置き場がない場合は洗浄可能な容器を用意し、衛生的に保管しましょう。

 

今回厨房内での機械で代表的な「冷凍庫」「冷凍庫」「製氷機」を取り上げました。管理を怠ってしまうと、食材の汚染や異物混入に繋がったり、庫内の温度が一部で上がってしまうなどの恐れがあるため、定期的に汚れや破損箇所がないかを確認していきましょう。

 

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Written by

株式会社町田予防衛生研究所

町田予防衛生研究所は、食の安全に関わる各種検査やコンサルティングなど幅広く商品・サービスを取り揃え、ワンストップで食の安全をサポートする企業です。

本社所在地

〒194-0013
東京都町田市原町田3-9-9

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    • 厚生労働省登録検査機関(食品衛生法)
    • 登録衛生検査所
    • 国際規格 [ISO9001] 認証取得
    • 国際規格 [ISO/IEC17025:2017] 認定取得(♯81094)
    • 国際規格 [ISO/IEC 27001:2013] 認証取得
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