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家庭で起こりやすい食中毒事故

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今回は家庭が発生場所となった食中毒事故についてご紹介します。
食中毒というと飲食店や仕出し弁当で発生した事例が思い浮かぶ方もいらっしゃるかと思いますが、食中毒は家庭内でも発生しています。家庭内で起きた食中毒事例では重症化や死亡事例もあります。対策のポイントを押さえて、事故の発生を予防しましょう。ぜひ最後までご覧ください。

1. 家庭で起こりやすい食中毒事故

施設別に過去5年間の食中毒発生状況を見てみると、飲食店に次いで2番目に食中毒を引き起こしているのは家庭です。
死亡事例も発生しているため、食中毒予防は重要です。

 


厚生労働省「過去の食中毒発生状況」2019年~2015年のデータを基に作成

 

2. 家庭での食中毒事故原因TOP5

 

1位:アニサキス【寄生虫】 260件

2位:植物性自然毒【自然毒】 221件

3位:動物性自然毒【自然毒】118件

4位:ぶどう球菌【細菌】12件

5位:カンピロバクター・ジェジュニ/コリ11件

厚生労働省「過去の食中毒事件一覧」2019年~2015年のデータを基に作成


1位アニサキス、2位植物性自然毒、3位動物性自然毒がまさにケタ違いで多く発生しています。

 

【アニサキス】

魚介類の保管時や下処理の不備が食中毒を引き起こす原因とされます。家庭内で、お刺身などのように非加熱または十分に加熱がされない状態で提供・喫食することが、アニサキスでの食中毒事故が多い理由としてあげられます。

アニサキスの特徴や予防方法は以下をご覧ください。
関連記事「寄生虫による食中毒事故(アニサキス、クドア、ザルコシスティス)


 【植物性自然毒】

植物性自然毒はキノコと高等植物に大別されます。

キノコ
ツキヨタケやクサウラベニタケ、テングタケ・イボテングタケが有名です。
食用と判断できないキノコは絶対に「採らない」「食べない」「人にあげない」が特に重要です。
東京都福祉保健局 食品衛生の窓 キノコ食中毒

高等植物
スイセンやトリカブト、ヨウシュウヤマゴボウなどが有名です。
植物の新芽、若葉や根、実など一部分を見ただけでは、有毒植物と食用植物とを見分けることが難しい場合があります。
東京都福祉保健局 食品衛生の窓 間違えやすい有毒植物

厚生労働省 自然毒のリスクプロファイル

 【動物性自然毒】

すぐに思い浮かぶのはフグではないでしょうか?
フグの体内に含まれるテトロドトキシン(TTX)がフグの喫食による食中毒の主な原因です。過去には死亡例も報告されています。
国内では都道府県知事等が認めた専門のフグ処理者により調理されたフグが消費者に提供されていますが、釣ったフグを家庭で調理し喫食したことによる食中毒事故が起こっています。自分で釣ったフグ又は知人から譲り受けたフグの素人調理は絶対に止めて下さい。
厚生労働省 安全なフグを提供しましょう

フグ以外の有毒な魚や二枚貝、巻貝の喫食による食中毒もあります。
厚生労働省 自然毒のリスクプロファイル

 【ぶどう球菌】

ぶどう球菌による食中毒事故の多くは黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)によるものです。
黄色ブドウ球菌は、食品中で増殖するときにエンテロトキシンという毒素をつくります。この毒素を食品と一緒に喫食することにより食中毒が起こります。黄色ブドウ球菌は加熱調理で十分に殺菌が可能ですが、毒素は100℃20分の加熱でも分解されませんので注意が必要です。

黄色ブドウ球菌の特徴や予防方法は以下をご覧ください。
関連記事「黄色ブドウ球菌による食中毒について

 【カンピロバクター・ジェジュニ/コリ】

カンピロバクター・ジェジュニ/コリによる食中毒は、少ない菌数で発症するとされており、加熱不良の食品を提供した場合には、食中毒事故につながりやすいといえます。

カンピロバクター属菌の特徴や予防方法は以下をご覧ください。
関連記事「カンピロバクター属菌の食中毒について

 

  

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参考

・厚生労働省 食中毒発生状況(2019年~2015年)
・厚生労働省 過去の食中毒事件一覧(2019年~2015年)

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