「レジオネラ症」についてご存知ですか?

きちんと衛生管理されていない全ての浴槽水が感染源となります。温泉ではレジオネラ菌が増殖しやすいので特に注意が必要です。入浴施設を安心して利用できるよう、衛生管理のひとつとして当社でレジオネラ菌検査を実施してみてはいかがでしょうか?
レジオネラ症とは
レジオネラ症とは、我々の身近な土壌に棲息するレジオネラ属菌という細菌によって起こる感染症です。
このレジオネラ属菌が水環境から生じるエアロゾル(目に見えない水滴)とともに飛散し、これを吸入することによって感染が成立します。
人から人へは感染しません。
健常人が発症することはまれですが、基礎疾患を有する易感染者にとっては重要な日和見病原体となり、死亡者も発生します。
レジオネラ症はレジオネラ属菌に汚染された水を吸入することが原因なので、推定される感染源として、温泉や入浴施設が圧倒的に多く挙げられます。
浴槽や循環ろ過装置の内部を触った際、ぬめり感を感じたことはありませんか?このぬめりをバイオフィルムといい、微生物が粘液性物質を体外に産出してできたものです。バイオフィルムは微生物の温床となり、レジオネラ属菌の増殖の場となります。また、バイオフィルムの内部に棲息する微生物は、消毒薬が効かないことがあるので、こまめに掃除をしてバイオフィルムを除去する必要があります。
レジオネラ症集団事故事例
令和5(2023)年7月頃から, 大崎保健所管内にある病院(以下, X病院)で, 受診歴のある8人および利用歴の無い近隣住民等13人がレジオネラ症を発症し, うち2人が死亡するレジオネラ症集団感染事例が発生しました。初動調査の結果, X病院の冷却塔2基から9,700万および6,800万CFU/100mLものレジオネラ属菌が検出され, 冷却塔と患者から検出されたレジオネラ属菌の血清群および遺伝子型が一致したことから, 冷却塔が原因であると考えられました。
NIID 国立感染症研究所「病院の冷却塔に起因したレジオネラ症集団感染事例について」より

きちんと衛生管理されていないすべての浴槽水が感染源になりますが、徹底した衛生管理でレジオネラ症の発生は防げます。
まずは衛生管理の一つとして当社でレジオネラ菌検査を行ってみてはいかがでしょうか。
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