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事件数が多い食中毒ランキング(2016~2020年)

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今回は厚生労働省の食中毒統計資料に基づいて、『事件』として記録されている食中毒を原因物質ごとにランキング形式でご紹介します。この記事の中で各食中毒の原因となる菌やウイルスなどの特徴やどのようなポイントに注意すればよいかをまとめた記事についてもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

*『事件』とは特定の共通する発生時期、発生場所、原因食品、原因物質によって引き起こされた食中毒事故のことを指します。

※2020年11月24日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2021年5月24日に再度公開しました。



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患者数の原因物質別ランキングはこちらです。
>>患者数が多い食中毒ランキング

死者数の原因物質別ランキングはこちらです。
>>死者数が食中毒ランキング

食中毒の事件数・患者数・死者数をまとめた記事はこちらです。
>>食中毒の発生状況を総まとめ


▼調理現場ですぐに使える学べる資料▼

1. 過去5年間の食中毒事件数ランキング

2016年~2020年の5年間の食中毒統計データを基に、原因物質別にランキング付けしました。

 

食中毒事件数ランキング

厚生労働省「過去の食中毒発生状況」2016年~2020年のデータを基に作成

 

1位:アニサキス【寄生虫】 1,536件

2位:カンピロバクター・ジェジュニ/コリ 1,446件

3位:ノロウイルス【ウイルス】 1,135件

4位:植物性自然毒【自然毒】 249件

5位:動物性自然毒【自然毒】 146件

 

例年、カンピロバクター・ジェジュニ/コリによる食中毒が最も多く発生していますが、2020年度は発生件数が例年より少なく(過去5年間の発生件数が平均289件に対し、2020年度は182件)、この影響により、2020年度を含めた5年間での集計においてもアニサキスによる食中毒の事件数が1位、カンピロバクター・ジェジュニ/コリは2位となりました。また、ノロウイルスによる食中毒も2020年度の発生件数はカンピロバクター・ジェジュニ/コリと同様、少ない結果となりました(過去5年間の発生件数が平均227件に対し、2020年度は99件)。
2020年度は新型コロナウイルスの影響もあり、飲食店での食中毒事故が減少したことが一因と推察されます。

2020年の食中毒発生状況に関してはこちらをご覧ください。
>>2020年 食中毒発生状況の振り返りのページへ

飲食店で起こりやすい食中毒事故に関してはこちらをご覧ください。
>>飲食店で起こりやすい食中毒事故のページへ


それぞれの原因物質に関する特徴、対策、関連記事等については以下の通りです。

【アニサキス】

魚介類の保管時や下処理の不備が食中毒を引き起こす原因とされます。家庭内で、お刺身などのように非加熱または十分に加熱がされない状態で提供・喫食することが、アニサキスでの食中毒事故が多い理由としてあげられます。

アニサキスの特徴や予防方法は以下をご覧ください。
>>「アニサキスなどの寄生虫による食中毒事故(アニサキス、クドア、ザルコシスティス)
アニサキスによる食中毒のリスクを見える化するには
>>食品中の寄生虫検査のページへ
当社をご利用いただいているお客様の声をご紹介します。
>>お客様の声のページへ

 

【カンピロバクター・ジェジュニ/コリ】

カンピロバクター・ジェジュニ/コリによる食中毒は、少ない菌数で発症するとされており、加熱不良の食品を提供した場合には、食中毒事故につながりやすいといえます。

カンピロバクター属菌の特徴や予防方法は以下をご覧ください。
>>「カンピロバクター食中毒の症状や特徴、予防方法について
カンピロバクター食中毒のリスクを見える化するには
>>食品微生物検査のページへ
当社をご利用いただいているお客様の声をご紹介します。
>>お客様の声のページへ

【ノロウイルス】

ノロウイルスは感染力が強く、集団感染のリスクの高いウイルスです。カキなどの二枚貝の喫食による食中毒が有名ですが、不顕性感染者(感染しているが症状がないまたは軽症)から食材を二次汚染し食中毒につながることも十分に気を付けなければなりません。

ノロウイルスの特徴や予防方法は以下をご覧ください。
>>「ノロウイルス食中毒の症状や特徴、予防方法について
ノロウイルス検便で不顕性感染者の発見が大切です。
>>ノロウイルス検便のページへ
ノロウイルスによる環境の汚染を確認するには
>>環境衛生検査のページへ
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【植物性自然毒】

植物性自然毒はキノコと高等植物に大別されます。

キノコ
ツキヨタケやクサウラベニタケ、テングタケ・イボテングタケが有名です。
食用と判断できないキノコは絶対に「採らない」「食べない」「人にあげない」が特に重要です。
東京都福祉保健局 食品衛生の窓 キノコ食中毒

高等植物
スイセンやトリカブト、ヨウシュウヤマゴボウなどが有名です。
植物の新芽、若葉や根、実など一部分を見ただけでは、有毒植物と食用植物とを見分けることが難しい場合があります。
東京都福祉保健局 食品衛生の窓 間違えやすい有毒植物

厚生労働省 自然毒のリスクプロファイル

【動物性自然毒】

すぐに思い浮かぶのはフグではないでしょうか?
フグの体内に含まれるテトロドトキシン(TTX)がフグの喫食による食中毒の主な原因です。過去には死亡例も報告されています。
厚生労働省 安全なフグを提供しましょう

フグ以外の有毒な魚や二枚貝、巻貝の喫食による食中毒もあります。
厚生労働省 自然毒のリスクプロファイル

食品衛生検査のページを開きます

 

 

2. 食品の安全を確認するには

食品の安全を脅かす危害は、「生物学的危害」「物理的危害」「化学的危害」の3つに分類されます。
なかでも主に微生物を原因とする「生物学的危害」は、実際に発生した飲食関連の事故のうち約9割を占めるといわれています。
目には見えない微生物を検査によって「見える化」し、その状態を把握することが、微生物のコントロールには必須です。

食品微生物検査では、食品の種類・製造工程・保存条件など、検査対象の状況とその目的に応じて、衛生指標菌検査と食中毒菌検査を組み合わせて行われます。
その結果から、食中毒予防やリスク低減につなげることが可能です。

また、専門機関で検査することで、検査結果から改善のアドバイスが受けられます。より安心して食品をお客様に提供しましょう。
>>食品微生物検査のページへ

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参考

・厚生労働省 食中毒発生状況(2016年~2020年)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/04.html

・厚生労働省 過去の食中毒事件一覧(2016年~2020年)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/04.html

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